株式会社廣清工務店

2階に水回り設備を導入するリフォームの内容と注意点を紹介

2階に水回りを増設・移動するリフォームを検討する方は増えているようです。

二世帯住宅化や利便性の向上に役立つ工事ですが、2階で水を使うのですから注意点もあります。

 

そこで今回は、このタイプのリフォームを成功させるために知っておきたいポイントをチェックしていきましょう。

 

1.2階に水回りを移動するメリットと向いている住まいとは

 

これまで1階で使っていたキッチン・トイレ・お風呂と言った水回り設備を、2階に移動する工事の利点を紹介します。

まず、最大の利点は水回り設備に使っていたスペースが空くので、1階の空間を自由に使えるところです。

 

広々としたリビングルームを実現したり、ワーキングスペースを確保したりと、間取りの自由度が増します。

また、ベランダに洗濯物を干す際には、水回りが2階にあると便利です。

洗濯ものを干し、取り入れるために何度も階段を上り下りする必要がありません。

 

これらのメリットから、1階にゆったりとしたリビングルームを用意したい方や、2階で家事を集中したいご家庭、店舗兼住宅に向いていると言えるでしょう。

 

 2.2階に水回り設備を増設する工事のメリットと向いている住まい

 

1階の水回りを残しながら、2階にもキッチンやトイレなどを増設するタイプの工事にも、多彩なメリットがあります。

水回りを増設した場合、複数の設備を同時に使えるので、大人数の家庭や二世帯住宅を検討する場合におすすめです。

 

大人数または二世帯住宅では、朝の忙しい時間帯に洗面所の取り合いになったり、好きな時にゆっくり入浴できなかったりと、何かと不便があります。

そこで、1階と2階に水回りを設置することで、自由に設備を使えるようにするわけです。

 

リフォームの際には家族がどのように使いたいのかを念頭に、計画を立てていきましょう。

例えば、トイレだけ上下階に設置してお風呂は共有するなど、ニーズに応じて様々なスタイルを検討できます。

 

 3.2階における水回り工事の内容と注意点

 

2階に水回り設備を導入するリフォームでは、設備の設置工事や、給排水の配管を新設する他にも、幾つか作業が必要になります。

電気配線やガス関係、漏水防止のための対策も必要になるでしょう。

 

2階で水漏れを起こすと、下の階に大きな被害が出るので、慎重に考えたいものです。

また、水回り設備は重量がありますから、建物自体の補強が必要になる場合もあります。

 

特にお風呂は浴槽に大量のお湯を溜めるため、建物には、その重さをしっかりと支えるだけの強度が欠かせません。

更に、お風呂の下には配管を通すため、お風呂の下の階は天井が低くなる可能性があります。

 

このため、お風呂の下は物置にするなどの工夫をしたいものです。

後は、配管をどのように配置するかも、注意したい箇所の一つ。

 

費用をかければ配管を隠蔽してスタイリッシュに仕上げることもできますし、逆に簡易な仕上げにすれば、コストを節約しやすいです。

場合よっては壁にパイプなどを貫通させて、外側に配管を通すこともあります。

 

満足度に大きく影響する部分ですので、多彩な工事方法を提案できる会社に相談するようにしましょう。

 

最後の注意点は、費用面です。

多彩な工事が必要なので、お風呂・トイレ・キッチンを全て移動・新設する際にはコスト負担は大きくなります。

ただ、設備や仕上げを工夫することで、コストカットは可能です。

 

できるだけ簡単な工事を選ぶ他、ミニキッチンなどのリーズナブルな設備を検討するのも良いでしょう。

工事方法と設備共に、幅広い提案力がある会社に依頼した方が、希望を叶えやすいと思います。

 

まとめ

 

2階に水回りを増設・移動するリフォームについて紹介してきました。

思ったより工事内容が多く、費用的にも心配があるかもしれませんが、満足度が高いリフォームなので、検討する方は少なくありません。

 

迷った時にはまず、頼れる会社に相談だけでもしてみると、思わぬ解決策が見つかることもあります。